はじめの数日
漸く飲み会もなく一息つけたのでここ数日間の生活と雑感をまとめます。
出国から今まで
14日:夕刻にヒースロー空港着、ロンドン泊
15日:お昼にロンドン発、長距離バス(Coach)でシェフィールドへ
16日:オリエンテーション
17日:寮に移動、買い物など
18日:買い物など
19日:諸手続き
寮生活
6人分の個室が並んでいて、廊下の奥に共同で使うキッチンが一つあるというシステムです。キッチンはIH仕様で、冷蔵庫も二つあり、個室も大変広いので、聞いていたとおり快適そのものです。シャワーの水圧が弱い点だけが欠点か。
6人のメンバーは、南アフリカ出身で国籍はオーストリア(親がオーストリア人)だがイギリスの高校に通っていたというほとんどイギリス人みたいな子が一人と、キプロス人のイケメンが二人、インド人が一人、UAE在住で国籍はインドの子が一人という面持ちです。
オーストリア人の彼は実質的にイギリス人と同じ風貌ですが、一応外国籍の人間で集められたみたいです。
オーストリア人の彼は極めて優しい青年で、イギリスの夜の遊び方を教えてくれたり、買い物に付き合ってくれたり、素敵な彼女を紹介してくれたりと部屋の中心的な人物です。
キプロス人の二人はいかにも地中海の人間と言った感じ。例えば一緒に歩いていると、途中でキプロス人やギリシア人とすれ違った途端に5分ほどギリシア語で立ち話をし始めるので、彼らと一緒にお買い物に行くと日が暮れます。加えて可愛らしい女の子とすれ違うと、お世辞にもうまいとは言えない英語でナンパし始めます。さすが地中海の男たち。ギリシャ危機の理由の一端を見た気がします。
*高校地理で学んだようにキプロスはギリシア系とトルコ系で南北に分断された分断国家で、二人はともにギリシア系のキプロスです。トルコのことはとても嫌い。
インド人ですが、UAEから来た方はともかく、彼らの英語は極めて聞き取りづらく、正直彼らが言ってることの三分の一も理解できていないです。どうもRの発音を常に「ル」と発音していることと、鼻が詰まったような喋り方に原因があるような気がするのですが、つらいのはイギリス人はインド人の英語をしっかり理解しているので、明らかに落ち度は自分の方にあるということです、つら。。。
ただインド人の生態はかなり異文化なので一緒に生活しているととても面白い。晩御飯を作るのに9種類のスパイスを使い始めるだけでなく(結構美味しかった)、ベジタリアンだったり(卵も食べない)、酒はいっさい飲まなかったり、「来週の何曜日に待ち合わせね」とは言わずに「来週の何日に待ち合わせね」と言ったり(数字に強いからだろうかというテキトーな考察)、急にヒンドゥーのお寺に礼拝に行ってくると言ったりするなど。
ちなみに菜食主義と禁酒に関して、彼らは宗教的な理由よりかは個人的な好みによるところが大きいと言っているけれども、本当のところはよくわからないです。
シェフィールドについて
まだ市街地周辺と寮のある大学東側エリアしか探索していないので、大学西側エリアに早く行ってみたいところです。なんとなく市街地から遠い西側の方が標高が高く町の雰囲気も良さそう。
市街地周辺を見る限り、日本の中都市の都心部と似たような感じです。トラム(路面電車)が走っていて、坂道も多い点は素敵ですが、街自体は特に豊かなわけではなく、かといって古くからの都市というわけでもないので重厚な雰囲気もないので、都市自体はたいしたものではありません。西側の自然豊かなエリアに期待。
写真は寮周辺の様子。イギリス全体として、信号の過不足が多すぎる気がする。
買い物関連
留学前にイギリスのスーパーの格付けに関して少し調べておりました。予習の段階での認識では、イギリスは値段と品質が比例する、という前提のもと、
WaitroseとMarks and Spencerの二つが高級店、TescoとSainsburyの二つが中流、ASDAとMorrisonsが安い
という格付けの理解でおりました。
しかしながら、実際にMarks and SpencerとTescoとSainsburyに行ってみたところ、たしかにお惣菜系は高級店の方が良いものを取り扱っている印象はあったものの、生鮮食品、特に肉類に関しては大して変わりはないように思います。ほぼイギリス人のオーストリア人の彼も、値段と品質が必ずしも比例するわけではないと言っていました。Marks and Spencerの高級食材に関心を示す僕になかば呆れていたし、、
成城石井でお肉を買わないと不味い、というわけでは決してないのと同じなのかもしれません。あまり気にしすぎない方がよいかも。
ちなみにイギリスでは牛乳がとても安いです。日本の半額くらいの印象。
夜の生活について
この時期だけなのかは不明ですが学生の多くは毎晩のように飲みに出かけます。飲みに行く場所は概ね三種類あり、Pub、Bar、Clubの三つに大別できるように思います。現地の学生が言うには、この順番に年齢層は下がっていき、またはっちゃけ度合いもこの順番で上がっていくと言っておりました。
まず、Pubに関してはいわばビリヤードなどがおいてあるような飲み屋で、音楽は控えめで人々は会話を楽しんだりビリヤードを興じたり煙草を吹かしていたりします。また年齢層も父親世代の人が多い印象。
Barは日本でもよく見るような形態で、音楽はそこそこ大きいが会話ができない程ではなく、またダンスをする人はあまりおらず立ちながらグループで談笑する人が密集している風景が見られます。ちょうどPubとClubの中間といえるような存在であり、年齢層もこなれた大学生から30歳前後の人が多い印象です。
Clubはどちらかと言うと浮足立った若い大学生が集まっている感じで、実際この時期は新入生でいっぱいです。耳をつんざくような音楽が場を支配し、それに身を任せて酔った学生たちが踊りまくる感じ。本能に身を任せていれば英語がよくわからなくても許されるので外国人の僕にとってはむしろこちらの方がラクかもしれない。
イギリス人といえどもみんながみんなお酒に強いというわけではなく、そこは安心です。また夜の3時にクラブ会場を出ても街は治安が悪いというわけではなく、むしろ飲み歩いている大学生をちらほら見かけるのでその点は地方都市の魅力と言えるかもしれません。
なんだか遊んでばかりでお前は何をしに留学に行ったんだといった内容となってしまったので、次回のブログではもっと実りある内容を書けるよう努めます。。。